東京・関東エリアで信頼できる防水業者を探す方法は? 会社選びのコツから“関防協”のネットワークまで紹介

シート防水施工写真

いざ屋上の防水改修を検討し始めた際に、インターネットで少し調べるだけで無数の会社が見つかるはずです。

その中から、本当に信頼できる会社を見つけるのは、なかなか至難の業でしょう。

そこで、今回は後悔しないための防水工事施工会社選びのポイントから、私たち“関防協”の紹介、東京・関東エリアで信頼できる業者を見つける方法などについて解説します。

これから建物の大規模修繕工事を検討する方は、是非参考にしてください。

このコラムのポイント
●安心して頼める防水施工会社を選ぶためには、施工事例や会社規模、保証、資格保有者の有無など、さまざまなポイントをチェックする必要があります。
●“関防協”は、防水のエキスパート集団です。数ある防水施工会社から理想的な業者を選びたい方は、是非“関防協”のネットワークをご活用ください。




防水業者・塗装業者は今や全国で16000社以上

ウレタン防水

防水改修工事や大規模修繕工事を検討する際に、皆さんはどのように業者を選びますか?

インターネットで検索して調べる方が多いはずです。

しかし、少し調べるだけで数多くの会社が見つかり、一体どこが信頼できるのか判断がつかないという方がほとんどでしょう。

なぜなら、ホームページの体裁などでは、その信用度を客観的に判断することが難しいからです。

実は、2016年に総務省が調査したデータによると、全国で塗装及び防水工事を行う施工会社はなんと16,688社にものぼります。
(参考:総務省|平成28年経済センサス 活動調査

また、翌年2017年に国土交通省が行った調査では、建設許可業者の中でも塗装・防水業に関わる企業は、他の職種と比べても増加率が高い結果となりました。
(参考:国土交通省|建設業許可業者数調査の結果について-建設業許可業者の現況(平成 29 年 3 月末現在)

つまり、防水施工会社は数多く、さらに年々増加しているということです。

無数にある防水施工会社の中から、一般の方が、本当に実績があり信頼できる会社を見つけることは困難でしょう。

また、じっくり比較検討するにしても、何を基準にすればいいかいまいち不明確です。

インターネット社会である現代においては、企業ホームページの体裁や文言だけではなかなか信憑性に欠けるため、それだけで判断するのに不安を感じる方も多いかもしれません。

だからこそ、客観的な指標が必要で、後悔しない業者選びのポイントを、十分理解しなくてはいけません。


〈関連コラム〉
関東防水管理事業協同組合|コラム|「大規模修繕工事」ってどんなことをするの?工事内容から業者選びのポイントまで詳しく解説





後悔しない業者選びのポイントは?

長期優良化住宅

では、具体的はどのようなポイントを抑えれば良いのでしょうか?

ここでは、今まで数々の防水施工会社をサポートしてきた“関防協”だからこそ分かる「8つ」のポイントを紹介します。


その① 施工実績があるかどうか

施工実績は、その会社の“作品集”のようなものです。

ですから、今までどのような規模の建物でどのような防水工事を行なってきたかは、業者を選定する上でとても有効な参考ポイントとなります。

ホームページに掲載している場合もありますし、載っていなかったとしても、過去の事例について知りたい旨を伝えれば、施工写真などを見せてくれる場合がほとんどです。

ここで大切なのは、数の豊富さだけではなく、ご自身が依頼したい建物と「規模」や「工事内容」が近いかということ。

例えば、小規模の建物の屋上防水を依頼するのに、大規模建築物ばかりを施工している会社に相談しても話がスムーズに進みませんし、その逆も然りです。

ですから、施工事例を見るときは「規模感」「工事内容」「施工品質」にポイントを絞り、じっくり確認するようにしましょう。



その② 自社施工かそうでないか

自社施工とは、その会社のスタッフ自身が直接施工するスタイルのことで、そうでない場合は下請けの会社に施工を依頼し、その会社は現場監理を行います。

ここで重要なのが、どちらが良い・悪いという訳ではないということです。

自社施工の会社は、他の会社が介入しない分マージンが発生せず、全体コストを安く抑えられるケースが多いです。

ただし、施工スタッフの人数が限られているため、施主が求めるタイミングでは工事できない場合もあります。

一方、自社施工でない会社は、多少手数料はかかりますが、第三者的視点で施工管理をしてもらえますし、提携する業者が複数ある場合が多いので、工事時期や工期に融通が付きやすい点が特徴です。

つまり、何に重きを置いて業者選びをするかによって、どちらのスタイルを選ぶべきかが異なります。



その③ その会社の専門は何か

防水工事と言っても、その工法にはいくつかの種類があります。

いくら施工スキルが高い施工会社であったとしても、依頼したい工事と専門分野がズレていては意味がありません。

ですから、その会社の“強み”は何かをきちんと把握し、要望する工事内容と合っているかを必ず確認しましょう。

中規模以上の会社になると、複数の専門分野を持つ会社もありますし、関連する付帯工事まで一緒に請負える会社もあります。



その④ 施工規模が合っているか

先ほど、施工事例についてお話しした際にも説明しましたが、その業者の得意とする施工規模と、依頼しようとしている施工規模が合っているかは重要です。

なぜなら、施工する建物規模によって、工法や工事の段取りが変わりますし、中規模以上の場合は各種公的な申請が必要となるため、ノウハウや知識が欠かせないからです。

例えば、戸建専門で施工している会社にマンション全棟の防水工事を依頼したとしても、監理体制が全く異なるため、スムーズに工事が進まない可能性は否めません。


その⑤ 新しい技術や知識を得ているか

防水工事は、昔から変わらない工法も現存しているため、施工会社の中には「ずっと同じ」工法や材料を貫いているところもあります。

しかし、施工技術や防水塗料、工法は常に進化し続けており、昔のままでは耐久性や費用面で施主にとって損になってしまう場合も少なくありません。

定期的に施工や材料についての研修を受けているのかも、その会社の信頼度を測る一つの指標です。

どこかの団体や組合などに所属していれば、会社のホームページなどに記載されている場合もありますし、分からなければ問い合わせ見ても良いでしょう。

掘り下げて所属先について調べて見れば、会社の知識量や取り組みについて知るヒントになるはずです。


その⑥ 保証体制が整っているかどうか

通常、防水改修工事の場合は、「元請け会社」・「防水工事施工会社」・「防水層の材料メーカー」が連名で施工品質保証を発行することが多く、リフォームの場合で5~10年程度が一般的です。

それと比較して、極端に保証期間が長すぎたり、逆にそもそも保証書を出さない業者には要注意です。

ポイントは、保証期間とその根拠、また保証書を発行する会社がどこなのかという点。

業者選定の時点で保証書見本などを見せてもらうなど、必ず事前確認をしましょう。


その⑦ 有資格者がいるかどうか

防水工事は建物の設計とは異なり、有資格者でないとできないという訳ではありません。

つまり、誰でも施工できるということです。

その分、属人的にクオリティが異なってしまうリスクがあり、施主にとってはそれを判断することは不可能でしょう。

そこで、一つの指標となるのが関連する資格を持っているスタッフがいるかどうかです。

例えば、国家資格である防水施工技能士は、防水施工に関する学科及び実技試験に合格しないと取得できませんし、同じく国家資格である施工管理技能士も、防水に特化した資格ではないものの、施工計画の作成や、工程や現場の安全、施工品質、工事予算の管理など施工全般に関する幅広い知識を持っている証になります。

このような有資格者が在籍しているかどうかは、その会社の技術レベルや知識量を判断する材料になります。



その⑧ 建築業界の潮流に乗っているか

建築業界では、近年その職種問わず「省エネ」「環境保全」「SDGs」などのキーワードが目立ちます。

このようなトレンドや潮流を把握している会社は、関連する補助金や最新建材などの情報にアンテナを張っていることが多いため、施主にとってもメリットが大きいです。

また、常に新しい情報を取り入れようとする企業姿勢も垣間見れるため、誠実な対応をしてくれるところが多いでしょう。


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数多ある業者から安心できる会社を選ぶなら“関防協”へご相談を

“関坊協(関東防水管理事業共同組合)”とは、関東・中部地方に支部を置き、建物改修に関する実績と経験から蓄積したノウハウによって、建物診断から設計・施工・監理まで様々なニーズにお応できる“防水改修専門のプロ集団”です。

地域密着と地域貢献をポリシーに、お客様のご要望を迅速に実現させるべく、グループ全体で努めております。

また、技術者の育成を目的に、定期的な技術講習や「防水改修調査員」の認定も行なっており、単純な建物診断ではなく、全面改修の工事計画を作成・提案できる知識を広める活動にも取り組んでいます。

お客様に少しでも信頼してもらる施工会社を目指し、組員全体一丸となっているからこそ、安心していただける工事をご提供できると自負しております。

ですから、工事会社や工法を選ぶのに不安を感じる方は、ぜひ関東防水管理事業協同組合(関防協)へまずはお気軽にご連絡ください。

当協同組合は、主に関東にある防水改修の会社で形成されているグループで、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の関東地域に限らず、山梨・静岡・長野・新潟にも支部があり、計215社の正会員がおります(2022年10月時点)。


「雨漏り診断をどこに依頼すれば分からない」「信頼できる施工会社の選び方が分からない」そんな方は関東防水管理事業協同組合へご相談ください。

HPでは、防水改修調査診断員による無料診断も申し込みや、マップ上での施工店検索が可能です。





“関防協”の各種補助事業を利用するのもおすすめ

私たち“関防協”では、お客様の防水改修工事をサポートすべく、補助事業を実施しております。

高品質の防水工事をお得な価格で実現できるチャンスです。

該当する工事内容をご検討中の方は、是非これを機会にご活用ください。

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鉄筋コンクリート造の長寿命化には「リバンプ工法」がおすすめ

鉄筋コンクリート造の建物を長持ちさせるために必要なのは、ずばりプロによる定期的な建物調査です。

劣化を見つけてから処置をしては手遅れになる場合が多いため、劣化箇所を見つけ次第適切な改修をしなくてはなりません。

そこでおすすめな改修方法が、「リバンプ工法」です。

本工法は、不動態皮膜の再生機能を有する亜硝酸イオンを、いかに有効に効果を発現させるかを主眼としたものであり、リチウムイオンと組み合わせた「亜硝酸リチウム」として高い保水性を持たせ、コンクリート内でも乾燥固化せず浸透拡散を効率化した設計となっております。また、細孔を緻密化させると共に水分で満たすことによる劣化因子の高い遮蔽効果を有します。リチウムイオンはアルカリ骨材反応の抑制効果も有します。

引用:田島ルーフィング|躯体改修|リバンプ工法の効能



リバンプ工法は、現状の劣化度合いや立地条件に応じた躯体補修工法と適切な表面保護工法を組み合わせて建物を長寿命化させることができます。

建物を「中性化」や「塩害」から守るためにも、ぜひこのリバンプ工法を検討してみましょう。

〈関連ページ〉
田島ルーフィング|躯体改修|リバンプ工法の効能

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関東防水管理事業協同組合|コラム|鉄筋コンクリート造のマンション・テナントビルは改修できる?長寿命化に向けたポイントとは?




まとめ|防水改修工事の際には“信頼のある”施工会社を選びましょう

防水工事は、一般の方がその工事内容をイメージしにくく、果たしてどんな会社が信頼できるのかを判断することは難しいでしょう。

各社のホームページなどを見ても、客観的な判断材料がなければ、自信を持って選べません。

ですから、今回紹介したチェックポイントを踏まえ、その会社の実績や品質をじっくり見極めることが肝心です。

私たち関防協は、“防水のプロ”による協同組合です。

「信頼できる業者がわからない」そんな方は、ぜひ“関防協”のネットワークを活用し、信頼できる工事店を探してみてください。

都道府県別に登録業者を検索できるため、近くの工事店を簡単に見つけられます。少しでも防水に不安や不満を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。



運営者情報

関東防水管理事業協同組合事務局

関東防水管理事業協同組合事務局

建設防水業界トップシェアの田島ルーフィングが主催する、改修工事に特化した工事店ネットワーク。
日々進化する防水工法や現場のニーズに合わせた最適な対応を行うため、施工技術者の育成にも取り組んでいます。
当サイトでは、マンションなどの一般住宅から店舗、大型ビルなど、さまざまな現場を見てきた防水のプロが豊富な知識と経験を活かして防水工事についてわかりやすく解説します。

主な資格
建築士 コンクリート診断士 宅地建物取引士 防水改修調査員

関防協(関東防水管理事業協同組合)について